ダイヤモンドのカットとは?
「4C」の中で一番重要とされる「カット」は、ダイヤモンドのファセットがどのように光と反応し合うかの決め手となります。それは対称性、プロポーション、そして研磨によって決まります。そして他のどの要素よりも、「カット」はストーンの美しさを左右します。ティファニーのダイヤモンドは、ごく小さなものから最大級のものまで、常にカラットよりもブリリアンス(光輝)を優先してカットされています。
ダイヤモンドのカットはなぜ重要なのでしょうか?
ダイヤモンドの輝きの質を決めるのは「カット」なのです。高いグレードのカラーとクラリティを有するダイヤモンドでも、カットの質が悪いとくすんで見えてしまいます。カットが巧みに施されたダイヤモンドは、光を反射し屈折させ、最大限の明るさと輝きを実現します。ティファニーでは専属の職人が、最も精巧なプロポーションのダイヤモンドを作り上げることに全力を尽くしており、婚約指輪のすべてのラウンド ブリリアント ダイヤモンドはトリプル エクセレントであると評価されています。この精密性こそ、ティファニーのダイヤモンドが他のどのダイヤモンドよりも美しくある理由です。
トリプル エクセレント カットとは?
トリプル エクセレント カットは、ラウンド ブリリアント ダイヤモンドの業界最高水準のグレードです。ダイヤモンドがこの卓越したグレードであると評価されるためには、「カットの正確性」、「研磨」、「対称性」の3つの要素においてティファニーの「エクセレント」基準を満たす必要があります。トリプル エクセレント ダイヤモンドは、光の反射やブリリアンス(光輝)が最大限に引き出されていて、見事なまでに壮麗な輝きを放ちます。
ダイヤモンド カット チャート
ほとんどのジュエラーが「エクセレント」、「ベリー グッド」、「グッド」、「フェア」、「プア」のカット グレードを受け入れる一方で、ティファニーは妥協することを一切拒否し、厳格な基準を満たすために精巧なカットをダイヤモンドに施しています。ティファニー以外のダイヤモンドは、カットが深すぎたり浅すぎることがあり、側面や底部から光を逃してしまっています。光の動きを妨げてしまうような、不均等なファセットにカットされたものもあります。
本セクションに記載のティファニーの宝石評価基準は、特定のリング スタイルにセッティングされた、個別登録済みの婚約指輪のダイヤモンドのみに適用されます。
ダイヤモンド カットの種類
ティファニーのダイヤモンドはすべて、最高の輝きを放つように熟練の職人技によってカットされます。それぞれのダイヤモンド シェイプを作り上げるために用いられるダイヤモンド カットには、ブリリアント カット、ステップ カット、ミックス カットの3種類があります。
ブリリアント カット
ブリリアント カットは最も人気の高いファセット配置です。三角形と凧形のファセットから成り、輝きや煌めきを最大限に引き出すように配置されています。57~58面のファセットが施されたラウンド ブリリアント ダイヤモンドは、最も強い輝きを放つダイヤモンド カットです。クッション、オーバル、マーキス、ペアおよびハート シェイプ ダイヤモンドもブリリアント ファセット スタイルを採用したカットで、ラウンド ブリリアント カットと同程度の輝きを放ちます。
ステップ カット
ステップ カット ダイヤモンドは、ダイヤモンドのガードルと平行する、階段のような台形のファセットが特徴です。このファセット スタイルは、ダイヤモンドのカラーとクラリティを際立たせています。最も有名なステップ カットはエメラルド カットです。
ミックス カット
ミックス カットは、ブリリアントとステップ カットを組み合わせたものです。ティファニー トゥルー ダイヤモンドは、ステップ カットだけで構成されたクラウンとブリリアント カットのパビリオンが特徴のミックス カットです。
ダイヤモンドのカットは、その対称性、プロポーション、そして研磨によって決まります。ダイヤモンドをカットするというのは、原石をファセットのある宝石に仕上げるプロセスを言います。そして他のどの要素よりも、「カット」はストーンの美しさを左右します。ティファニーのダイヤモンドは、ごく小さなものから最大級のものまで、厳格な品質基準に基づいてカットされています。
57~58面のファセットが施されたラウンド ブリリアント ダイヤモンドは、最も強い輝きを放つダイヤモンド カットです。クッション、オーバル、マーキス、ペアおよびハート シェイプ ダイヤモンドもブリリアント ファセット スタイルを採用したカットで、ラウンド ブリリアント カットと同程度の輝きを放ちます。
ダイヤモンド カットとダイヤモンド シェイプは別々の特徴であるということをご理解いただくことが大切です。ダイヤモンドのカットは、ダイヤモンドのファセットがどのように光と反応し合うかの決め手となります。シェイプはダイヤモンドの幾何学的な外観を指します。カットはダイヤモンドの原石の形状を決める工程であり、原石の形状によってカットが決められるわけではありません。ダイヤモンドのシェイプがよくカットと言い換えられるのは、このためです。
ティファニーにはおよそ1,500人の職人がいます。ティファニーのダイヤモンドの最高水準のカットと研磨は、熟練職人によってボツワナ、カンボジア、ベトナム、モーリシャス、ベルギーにある自社の施設で行われています。
The 4Cs
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