婚約指輪のスタイル ＆ セッティング

セッティングとは、ジェムストーンをメタル バンドにセットする、またはマウントする方法を指します。リング セッティングは、婚約指輪のダイヤモンドの美しさを際立たせるために、重要な役割を果たしています。スタイルとは、ソリティア、ハロー、スリー ストーンなど、リング セッティングによって実現される全体的なデザインの美しさを指します。

ソリティア リングは、壮麗なきらめきを放つ一粒のダイヤモンドをあしらっています。ティファニー® セッティングの誕生以来、世界中に広まったソリティアの婚約指輪は、ダイヤモンドの美しさを際立たせるデザインです。ソリティアの婚約指輪に選ばれる最も人気のあるストーンはラウンド ブリリアント ダイヤモンドですが、どんなダイヤモンド シェイプでも、このクラシックなセッティングの中央では美しい輝きを放ちます。

ハロー セッティングは、華麗にきらめくセンター ストーンが、繊細な輝きを放つ小さなダイヤモンドに囲まれているのが特徴です。ダイヤモンド ハローがセンター ストーンに視線を集め存在感を高めるため、人気のスタイルとなっています。ティファニーの婚約指輪のハロー セッティングは、様々なダイヤモンド シェイプを、シングルもしくはダブルの、ホワイト ダイヤモンドまたはピンク ダイヤモンドのハローで取り巻いた華やかなデザインです。

プロング セッティングは最も一般的な婚約指輪のセッティングで、ダイヤモンドのガードルをしっかりと包み込む細身のメタルのアームが特徴です。プロングはすべて、先端が細く精巧に作られており、ダイヤモンドのファセットの角度に合わせて配置されます。アイコニックなティファニー® セッティングの婚約指輪で人気を得たプロング セッティングは、リング上の高い位置にストーンを浮き上がらせてあらゆる角度から光を通すことで、ダイヤモンドの光輝、ファイア、そしてきらめきを最大限に引き出しています。

ビーズ セッティングは、底から浮き上がった小さくて丸いメタル ピースが、プロングのようにジェムストーンを固定しています。このセッティングでは、バンド部分にアクセント ストーンがよく使われます。メタル ビーズは光を反射するため、ビーズ セッティングにダイヤモンド バンドをあしらった婚約指輪は、格別な輝きを指元で放ちます。

フランス語の「石畳」という言葉に由来するパヴェは、隣接するジェムストーンをビーズでつなげたビーズ セッティングの一種です。パヴェ セッティングは、ダイヤモンドをまるで石畳のように隙間なく敷き詰めたデザインが特徴です。パヴェ ダイヤモンドのバンドをあしらったティファニーの婚約指輪には、1石のジェムストーンを固定するのに3～6個のビーズが使用されます。この人気のセッティングは、更なるきらめきを求めるお客様に最適です。

チャネル セッティングは、バンドの内側に施された2枚の平行する地金の間にダイヤモンドをセッティングしています。ティファニーでは、チャネル セッティングされたストーン間の隙間は紙1枚以下の薄さとなっています。耐久性の高いスタイリッシュなチャネル セッティングの婚約指輪と結婚指輪は、流れるような光のラインで人々を魅了し続けています。

テンション セッティングは、両側から支えることでセンター ストーンが固定され、定位置に留まるようにデザインされています。このテンション（圧力）によって、ダイヤモンドが宙に浮いているように見えます。センター ストーンの両側がオープンで高い位置にあるため、光がジェムストーンを通り、格別な輝きを放ちます。

カテドラル セッティングは、婚約指輪に高さとエレガンスを添えています。上に向かって曲線を描くリングのシャンクはカテドラル（大聖堂）の高い優雅なアーチを彷彿とさせ、センター ストーンをリング上から高々と持ち上げています。カテドラル セッティングは、ダイヤモンドが高くセッティングされた伝統的なスタイルの婚約指輪をお好みのお客様に最適です。

バーニッシュ セッティングは、ジェムストーンのガードルを覆うように地金を研磨またはプレスすることで、ストーンがバンドの穴にしっかりと固定されたデザインです。このセッティングは、ジェムストーンを、メタルの表面またはその下に埋め込むことで保護しています。