信頼できるダイヤモンド界のリーダー
責任あるダイヤモンド調達の先駆者として、ティファニーは業界水準を遵守するだけでなく、模範となりジュエリー業界を牽引します。
ティファニーはロシア国内のブティックの営業を一時的に停止しています。この営業停止中に影響を受ける従業員には、必要不可欠な財政的支援や業務上の支援を提供する予定です。当社はウクライナで起こっている危機を引き続き注視し、ロシアに対する制裁および法的規制を遵守していきます。
ティファニー ダイヤモンドの道のり
ダイヤモンドの美しさは、その見事に輝く姿だけでなく、どれだけ大切に作られているかも重要であると考えています。ダイヤモンドのクラフト ジャーニーの一環として、ティファニーは、すべての工程において責任ある活動を保証できるよう尽力しています。ティファニーのダイヤモンドは、発掘された瞬間から世界中へと旅立ちます。アイコニックなティファニーのブルー ボックスに納めるにふさわしい姿になるまで、一人の熟練した職人の手から次の職人へと手渡されていきます。2020年にティファニーは、新たに調達され個別登録されたダイヤモンド（0.18カラット以上）が調達、カット、研磨、グレード鑑定、セッティングされた国名を公表する、最初のグローバル ラグジュアリー ジュエラーとなりました。
まずは調達源から
ステップ1：責任ある資源調達
ティファニーのダイヤモンド原石の多くは、オーストラリア、ボツワナ、カナダ、ナミビア、南アフリカなどの鉱山で採掘され、ティファニー ダイヤモンドへの道のりがスタートします。これらのダイヤモンドが発掘された地域や国は、「原産地」と呼ばれています。ティファニーのダイヤモンドの原石はすべて、信頼できる採掘業者、または限られた採掘業者と取引を行う供給元から直接調達しています。ティファニーは、採掘業界における人権と現地の環境を守るために高い基準を推進しています。また現地経済の向上に積極的に取り組んでいます。
優れた基準
ステップ2：準備
ティファニーでは、極めて高い社内品質基準を設けており、世界の宝石品質のダイヤモンドの0.04%しか受け入れていません。ティファニーの厳格な品質基準に満たないダイヤモンドは不合格とされ、市場に売り戻されます。その結果、そのダイヤモンドは、競合他社の手に渡ることもあります。厳選されたわずかな数のダイヤモンドの原石は、ティファニーのダイヤモンド業務本部が置かれる、ベルギーのアントワープにある自社工房へと送られます。ここでは、ティファニーの専門家たちによりダイヤモンドの原産地が記録され、サイズ、カラー、クラリティ、蛍光性別に分類されます。その後、一つひとつのストーンに対し、美しさを最優先した独自のデザイン解析が行われます。たとえカラットが軽減されても、ティファニーのすべてのダイヤモンドが厳格な基準を満たしているかを確認し、息をのむほどに美しい輝きを放つティファニーの婚約指輪を作り上げます。
精巧なカット
ステップ3：カット ＆ 研磨
次に、ダイヤモンドはベルギー、ボツワナ、モーリシャス、タイ、ベトナム、カンボジアにあるティファニーの自社工房へと渡ります。ここでは、世界で最も才能あふれる2,300人以上の職人たちが、ダイヤモンドに極めて正確、かつ芸術的なカットと研磨を施し、それぞれのストーンが持つ美しさを最大限に引き出します。ティファニーは現地での人材採用、地域社会への投資、そして発展途上国における従業員への生活賃金を給付していることを、誇りとしています。2022年6月現在、ベトナムのハイズオン市にある自社施設で働く従業員の94%は、現地で雇用された女性たちによって構成されています。またティファニーにて厳選された研磨済みダイヤモンドは、当社のトレーサビリティ、品質、社会的および環境的な基準を遵守した信頼できる供給元から調達しています。
品質を確立するために
ステップ4：グレーディング ＆ 品質管理
ティファニーのダイヤモンドは、アメリカ、カンボジア、ベトナムにあるティファニー宝石研究室で綿密に鑑定されています。この鑑定によって、すべてのストーンが最高水準のグレーディングを満たしていることを確実にし、鑑定結果についてニューヨークで認定を受けて、保証されます。
「ティファニーでは、カット、クラリティ、カラット、カラーのすべてにおいてティファニーの高い基準を満たしていることを保証するため、一つひとつのダイヤモンドを注意深く精査しています。ストーンの美しさを損なってしまうものは、一切受け入れません。」
—ハンナ・ジー、Tiffany & Co. ダイヤモンド鑑定者
輝きを極めたセッティング
ステップ5：セッティング
ティファニーのダイヤモンドの大半は、アメリカの自社工房でセッティングされています。ここでは、セッティング職人が婚約指輪の一つひとつの爪やバスケットを手作業で調節し、それぞれのストーンが持つ美しさを最大限に引き出しています。ティファニーでは、人材こそが最高の強みであると考えています。ゆえに当社では、工房の安全性、衛生面、生産性、居心地の良さのすべてにおいて、高い基準を確保しています。
アイコンの誕生
ステップ6：ブルー ボックスに収まる瞬間
最後のステップでは、至高の輝きを湛えるティファニーのダイヤモンドが、アイコニックなティファニーのブルー ボックス、そしてショッピング バッグに収められます。1886年の発表以来、ティファニーの代名詞となったこのパッケージ デザイン。10年以上前から、「森林管理協議会®」（FSC®）の認証を受けた再生紙など、持続可能な資源から作られた紙が使用されています。これは、「婚約指輪と言えばティファニー」と言われる多くの理由の中の一つです。
ダイヤモンドが辿る過程の重要性
ティファニーのダイヤモンドの道のりは、ダイヤモンドが辿った場所を示すこと以上に、当社の取り組みが地域社会、人権、環境に与えるポジティブな影響を表しています。そして、それぞれのラブストーリーにふさわしいダイヤモンドをお届けすることこそが、ティファニーの使命なのです。
よくあるご質問
ティファニーは、ロシア産の非工業用ダイヤモンドの調達に関するバイデン大統領の大統領令に、完全に準拠しています。2022年3月21日時点でティファニーは、すべてのロシア産ダイヤモンド原石のみならず、カットと研磨が行われた国・地域を問わないロシア産のシリアル番号入りダイヤモンドの調達を、一時停止しました。
メレ ダイヤモンドについては追加の措置を講じ、供給元に対して、当社のためのロシア産原石の購入を停止し、ロシア産と非ロシア産のメレを区別するよう、指示しました。
世界のダイヤモンドの約30%はロシアから調達されています。その一方で、ティファニーでは、新たに調達した個別登録済みダイヤモンドを透明性のある方法で流通管理しており、婚約指輪のダイヤモンドの原産地をお客様にお選びいただけるようにしています。これはグローバル ラグジュアリー ジュエラーとしては初めての試みです。
ティファニーは、新たに調達した個別登録済みダイヤモンドのすべての製造工程を共有することによって、ダイヤモンドのトレーサビリティを提供する初のグローバル ラグジュアリー ジュエラーです。トレーサビリティの情報には、ダイヤモンドを製作、セッティングした国・地域名が含まれます。