ティファニーのスタイリング セッション
アレックス・ホワイトのスタイリングによるティファニー T
スタイリングのプロの視点からご紹介する、ティファニー コレクションの個性的な演出方法。
アレックス・ホワイトのスタイリングによるティファニー T
スタイリングのプロの視点からご紹介する、ティファニー コレクションの個性的な演出方法。
ティファニーのスタイリング セッションにて、ホワイトはこの大胆不敵な感性をスタイリングに生かしました。「ジュエリーの身に着け方は人それぞれで、私は異なる個性に焦点を置きたいと思いました」と彼女は言います。
米国版『Elle』のファッション ディレクターを務め、ティファニーの2020年のスプリング キャンペーンにてスタイリングを担当したホワイトは、今回、多様性とキャラクター プレイという視点からそれぞれのスタイリングを手がけました。「私にとって、ティファニーはニューヨークを代表するものです。ではニューヨークとは何かと言うと、それは、異なる民族や人種的そして性的多様性が共存する社会です」と、彼女はブルックリンのご自宅で語ります。
スタイリストのホワイトは、トリニダード島出身の母と英国人の父を持ち、多文化な環境で育ちました。そのような背景が常に彼女のインスピレーションの源となっています。「国際的な環境で育ったことが、私自身のファッションに対する見方に大きな影響を与えました」と語ります。
実際、今回の撮影には文化的な要素がふんだんに取り入れられ、70年代のビバ(Biba)ガール、80年代のスポーツウェア、90年代のミニマリズムが、モダンなティファニー T コレクションと違和感なく融合しています。ホワイトは「モデルと彼女たちが身につけるジュエリーに物語やキャラクターを作り上げることで、見事なスタイリングが誕生しました」そう述べています。
「シンプルなダイヤモンドで魅せるラグジュアリー」という概念を具現化した優美に輝くこのアイテムについて、ホワイトは「必要なのはこのジュエリーだけ」と言います。90年代のミニマリズムをヒントに、グラフィカルなダイヤモンド ブレスレットをニットウェアと合わせると、日中でも華やかに輝くダイヤモンドを生かしたスタイリングが実現します。
日中の装いを夜のシーンに適した装いへと変えるには? ホワイトのアドバイスは、「クラシックなシャツやジャケットを簡単にドレスアップするには、チョーカーをプラスすること」。70年代風に、幅の広い襟のシャツを着て首元のボタンを外すと、大きめのゴールドのチョーカーが視線を集めます。仕上げにお揃いのバンドリングを付けると、誰もが振り返るスタイリングが完成します。
「ティファニー Tはアイコニックな存在です。新たなクラシック アイテムと言えます。ティファニーの他のジュエリーとの重ねづけや組み合わせができるので、とても気に入っています。」
ストリートウェアを表現豊かにアレンジしたこのスタイルでは、「重ねづけ、自由さ、規則に縛られないことが大切」とホワイトは語ります。大胆なチョーカーを繊細なペンダントやメンズのチェーンと組み合わせてみてください。意外なスタイリングはいつでも素晴らしい結果をもたらします。
では、組み合わせを楽しむ方法を見てみましょう。この純粋な少女を表現するスタイリングでは、繊細なダイヤモンドのアイテムを組み合わせて、存在感を際立たせています。「リングがブレスレットの「T」とハーモニーを奏でていて素敵です」とホワイトは言います。「お揃いを選ぶのではなく、コーディネートすることが重要です。」